自己紹介とご挨拶 ~精神保健福祉分野の「親なきあと」の進展に向けて~
皆様、はじめまして。
『「親なきあと」相談室 関西ネットワーク』のメンバーとして、ネットワークに参加させて頂いております、社会保険労務士・行政書士の増田繁男と申します。
私は、障害者の親・きょうだいなど複数の立場でもあり、これまで、自分の人生の大半の時間を「障害者の家族」として過ごしてきました。
また、自分のように、家族や関係者に、何らかの障害や生きづらさを抱えながらも、社会的支援や福祉制度に繋がれていないままの人に多く接することがありました。
私一人の力で社会を大きく変えることは難しいかもしれませんが、自分のこれまでの人生での体験や想いを活かし、同じように困っている方々の力に少しでもなれるよう、残りの人生の新たなライフワークとして、これまでとは異なる生き方を選択することを決意し、2年前に、20年近く過ごしたサラリーマン生活をやめ、「障害者の家族支援」を核にした社会保険労務士・行政書士として事務所を開設しました。
今では、障害年金の申請や、相続・遺言・成年後見などの「親なきあと」支援、障害福祉事業所や介護福祉事業所を立ち上げたいというご家族や支援者の方々からのご相談を受け、開設や運営のサポートをさせて頂いております。
また、障害者の親・きょうだいなど複数の立場の視点から、「親なきあと」などに関するご相談も広くお受けしています。
特に、発達障害を含む精神障害や、精神疾患、メンタルヘルスなどの分野に軸足を置き、精神保健福祉に関する情報収集や、専門的知見を高めることに日々注力しています。
精神障害に関する「親なきあと」の悩みや不安は、身体障害や知的障害など他の障害の「親なきあと」とはまた異なる、精神保健福祉に特有の課題もあり、独自の手法や対策が求められますが、それらをご家族自身で見つけ出し、実行に移すには、かなりの勇気や決断がいる大変な一歩かと思います。
私自身も、まだまだ「親なきあと」に向けての制度の活用などを模索する毎日ですが、皆様と一緒に一歩ずつ、悩みながらも前進し、精神保健福祉の進展も図っていきたいと思います。